― リフォームローンとの違いや、金融機関ごとの対応を紹介
「中古住宅を買ってリノベしたいけど、資金の組み方がわからない」
「住宅ローンとリノベ費用って、どうやってまとめるの?」
中古住宅+リノベーションを検討している方にとって、資金計画は最初の大きなハードル。
特に、「住宅ローンとリノベ費用をどう組み合わせるか」は、家計に大きな影響を与える重要なポイントです。
この記事では、住宅ローンとリノベ費用の組み方をわかりやすく解説し、一体型ローンのメリット・注意点、リフォームローンとの違い、金融機関の対応までご紹介します。
住宅購入+リノベの資金、どうやって借りる?
中古住宅を購入してリノベーションをする場合、主に以下の3つの方法で資金を調達します。
① 一体型ローン(住宅ローン+リノベ費用をまとめて借りる)
→ 金利が低く、返済も一本化できるのが特徴。
② 住宅ローン+リフォームローン(別々に借りる)
→ 住宅購入とリノベを別々に資金調達。手続きや返済が分かれる。
③ 自己資金+住宅ローン(リノベ費用は現金で)
→ リノベ費用を自己資金でまかなう方法。資金に余裕がある方向け。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の資金状況や計画に合った方法を選ぶことが大切です。
一体型ローンとは?
住宅購入費とリノベ費用を“まとめて”借りられるローン
一体型ローン(リフォーム一体型住宅ローン)は、中古住宅の購入費用とリノベーション費用を一本化して借りられる住宅ローンです。
■ 特徴
- 金利は住宅ローンと同じ(低金利)
- 返済期間が長く設定できる(最長35年)
- 返済が一本化され、管理がしやすい
- 住宅ローン控除の対象にもなりやすい
一体型ローンのメリット
① 金利が低い
リフォームローンに比べて、住宅ローンの金利は圧倒的に低く、総返済額を大きく抑えることができます。
② 返済が一本化できる
住宅ローンとリフォームローンを別々に組むと、2本のローンを管理・返済する必要があり、手間や負担が増えます。
一体型なら、1本のローンで済むため、家計管理もシンプルです。
③ 住宅ローン控除が適用されやすい
住宅ローン控除は、一定の条件を満たす住宅ローンに対して適用される減税制度。
一体型ローンであれば、リノベ費用も含めて控除対象になる可能性が高くなります。
一体型ローンの注意点
① 物件購入とリノベを“同時進行”する必要がある
一体型ローンは、物件購入とリノベ計画をセットで審査・契約する必要があります。
そのため、物件を購入してからリノベ内容を考える…という進め方はできません。
→ 事前にリノベ会社と連携し、見積書やプランを用意しておくことが重要です。
② 対応していない金融機関もある
一体型ローンは、すべての銀行が取り扱っているわけではありません。
また、リノベ会社との提携が条件になっている場合もあります。
→ 物件探しと並行して、ローンの取り扱いがある金融機関を調べておきましょう。
③ 審査がやや複雑になる
一体型ローンは、物件の担保評価に加え、リノベ内容や工事費用の妥当性も審査対象になります。
そのため、通常の住宅ローンよりも審査に時間がかかることがあります。
リフォームローンとの違いは?
| 項目 | 一体型ローン | リフォームローン |
|---|---|---|
| 金利 | 低い(1〜2%台) | 高め(3〜5%台) |
| 返済期間 | 最長35年 | 5〜15年程度 |
| 審査 | 厳しめ(担保あり) | 比較的通りやすい(無担保も可) |
| 控除対象 | 住宅ローン控除の対象になりやすい | 控除対象外が多い |
| 手続き | やや複雑 | 比較的簡単 |
リフォームローンは、すでに物件を所有している人が後からリノベする場合に向いています。
一方、これから中古住宅を購入してリノベする場合は、一体型ローンの方がトータルで有利になるケースが多いです。
一体型ローンを利用する流れ
- リノベ会社と相談し、リノベ内容と見積もりを作成
- 物件を選定し、購入申込
- 金融機関に一体型ローンを申請(物件情報+リノベ見積もりを提出)
- 審査通過後、ローン契約・物件引き渡し
- リノベーション工事スタート
- 完成・入居
→ ポイントは、物件探しとリノベ計画を同時に進めること。
リノベ会社と不動産会社が連携していると、スムーズに進行できます。
まとめ:資金計画のカギは“一体型ローン”の活用にあり
中古住宅+リノベーションは、自由度が高くコストパフォーマンスにも優れた住まい方。
その魅力を最大限に活かすには、資金計画をしっかり立てることが不可欠です。
一体型ローンを活用すれば、住宅購入とリノベ費用をまとめて借りられ、
低金利・長期返済・住宅ローン控除など、家計にやさしいメリットがたくさんあります。