【11/2開催】「団信」と「生命保険」の保障重複を解消し、老後資金を生み出す戦略セミナー

セミナー内容

住宅ローンを組むあなたが「今すぐ」生命保険を見直すべき理由

多くの方がマイホーム購入時に考えるのは、物件価格と住宅ローン金利のことばかりです。しかし、実はその裏で、**数十万円、場合によっては数百万円もの「ムダな出費」**が、あなたの家計から毎月流出している可能性があります。

そのムダの正体こそ、「団体信用生命保険（団信）」と「民間の死亡保険・就業不能保険」の保障内容の重複です。

団信は、住宅ローンを組む際に加入が必須となることが多く、**「契約者に万が一のことがあった場合、残りのローン残高を保険金で完済する」という、家族にとって最も重要な保障です。この団信に加入することで、「住宅ローンという最大の負債」**はチャラになります。

ところが、多くの方は団信の保障内容を深く理解しないまま、以前から加入していた民間の生命保険や医療保険を漫然と継続しています。その結果、**「団信がカバーするはずの死亡保障」**まで、民間保険で二重にカバーしてしまい、過剰な保険料を払い続けているのです。

本記事は、団信の保障内容を正しく理解し、民間の保険を賢くスリム化することで、毎月の家計支出を減らし、浮いたお金を子どもの教育資金や老後資金といった「未来の資産」に変えるための、具体的なロードマップを提示します。

１．団信（団体信用生命保険）の「真の力」を理解する

団信の保障内容は、あなたの家計における「死亡時のリスク」の構造を根本から変えてしまいます。

💸 団信の保障範囲は「最大級」の負債

団信がカバーするのは、住宅ローンの全残高です。これは、一般的な家庭における「死亡時に残る負債」の中で、最も高額な項目です。契約者が死亡または高度障害になった場合、保険会社がローンの残高を一括で金融機関に支払うため、残された家族は住宅ローンの返済義務から解放され、住まいを失わずに済みます。

🏥 進化する団信：三大疾病・八大疾病特約

近年、団信の保障範囲は進化しています。

• 三大疾病（がん、急性心筋梗塞、脳卒中）特約: これらを発症し、所定の状態になった場合、生存中でもローン残高がゼロになります。
• 八大疾病特約: 三大疾病に加え、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全など、さらに多くの病気をカバーします。

これらの特約付き団信に加入している場合、あなたの**「病気や就業不能時のリスク」**も、従来の生命保険や医療保険の一部と重複していることになります。

２．保障重複チェック！あなたの保険料の「ムダ」を見つける

団信加入後の家計の見直しは、以下の３つのステップで進めます。

ステップ１：必要保障額を再計算する

生命保険で必要な死亡保障額は、以下の計算式で算出されます。

【死亡時に必要な資金額】＝【残された家族の支出総額】ー【現在の貯蓄・遺族年金・死亡退職金】

ここで重要なのは、「家族の支出総額」から「住宅ローン残高」を完全に除外できるという点です。

• 団信加入前: 死亡保障額 ＝ (生活費 + ローン返済額 + 教育費) − 貯蓄
• 団信加入後: 死亡保障額 ＝ (生活費 + 教育費) − 貯蓄

団信がローン残高を肩代わりするため、あなたの**「必要な死亡保障額」は団信加入前の金額から、住宅ローン残高の分だけ、劇的に減少します**。

ステップ２：民間の保険契約と重複を照合する

現在加入している民間の**「終身保険」や「定期保険」**の死亡保障額を確認してください。

• 団信で住宅ローン残高分の保障が確保されたにもかかわらず、そのローンの額に相当する死亡保障を民間の保険で継続している場合、それは**「ムダな保障」**であり、過剰な保険料を払い続けていることになります。

ステップ３：特約の重複をチェックする

もしあなたが**「三大疾病特約付き団信」**に加入している場合、

• 民間保険で加入している**「がん保険」や「就業不能保険」**の保障内容の一部と重複している可能性があります。
• 団信の特約でローンがゼロになるなら、それに加えて民間保険で高額の給付金を受け取る必要性を再検討し、保険料の高い特約を削減できないか見直しましょう。

３．浮いた保険料を「未来の資産」に変える戦略

保障の重複を解消し、保険料をスリム化することで生まれた資金は、単なる「節約」ではなく、将来の大きな資産へと生まれ変わります。

💰 浮いた資金を教育費・老後資金へ

削減できた毎月の保険料を、**NISA（少額投資非課税制度）やiDeCo（個人型確定拠出年金）**といった非課税制度を活用した資産運用に回しましょう。

• 例: 毎月1万円の保険料を削減し、それを年利3%で20年間運用した場合、約330万円もの資産を生み出すことができます。このお金は、子どもの進学費用や老後の生活資金として、非常に強力な備えになります。

📈 ローンの「繰り上げ返済」を計画する

削減した資金を貯蓄し、住宅ローンの繰り上げ返済に充てることも有効な選択肢です。繰り上げ返済は、ローンの利息負担を直接的に減らし、実質的な住宅コストを低く抑えます。

まとめ

住宅ローンを組む際、団信への加入は、あなたの**保険戦略における「最も重要な再設計の機会」**です。団信によって、家族の経済的リスクの最大要素である「住宅ローン」は確実にカバーされました。

今こそ、この機会を逃さず、団信の保障をベースとして捉え直し、民間の生命保険を「必要な生活費や教育費」に絞ってスリム化しましょう。適切な保険の見直しによって浮いた資金は、家計にゆとりを生み、あなたの家族の「未来の資産」を築くための強力な原資となります。ファイナンシャルプランナーなどの専門家と連携し、最適な保障戦略を構築してください。